もしも借りたお金を高い利子を払って消費者金融へ返済していたら、過払い金が戻ってくるかもしれません。返済期間が長ければ長いほど、その可能性は高いです。完済していれば、もちろん現金が戻ってきますし、返済中であれば払いすぎた分は残りの返済に充てることができます。実はすでに払い終わっていたというケースもあります。
数年前までであれば、ほとんどの金融会社が過払い金の返還に応じてくれましたが、最近はなかなか認めてくれなくなりました。示談しようとしても、以前は全額の返還に応じてくれたのに、今では8割とか5割とかで提案してきます。合意が取れなくて裁判に移行することも増えてきました。問答無用で裁判にして時間稼ぎをする金融会社もあります。
大手を含めすでに倒産してしまったところもあります。そういったところへは請求ができませんし、倒産してはいないものの過払い金対応窓口以外の業務を実施していないところもあります。ひどいところは、請求が来る前に早々に会社を畳んでしまって返還を逃れています。多くの金融会社が過払い金請求で体力を無くしています。
安心できるのは銀行がバックについている消費者金融です。そのようなところは体力がありますので問題ありません。こういった状況の中、過払い金を請求する立場の人ができる対策は、少しでも早く請求することです。遅くなればなるほど不利になってきます。
早めに弁護士などに相談をして払いすぎた金利を取り戻しましょう。